昭和5年(1930)に完成した一宮市庁舎(旧一宮庁舎北棟)。鉄筋コンクリート造2階建てで、東南隅には消防署の望楼を兼ねた塔屋のついた庁舎であった。愛知県営繕課技師を務めていた松本善一郎が設計し、市民に開かれた自治体を目指して、日本で初めてオープンカウンター方式が採用された。耐震改修が困難であるため、新庁舎が完成すると平成26年(2014)に解体された。