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東山動物園の象

内容

東山動物園(現・名古屋市東山動植物園)のインド象、マカニーとエルドが来園客に囲まれている。終戦時に日本で生き残った象はこのマカニーとエルドだけだった。東山動物園は、明治23年(1890)に今泉七五郎が自ら収集した動植物を「浪越教育動植物苑(通称「今泉動物園」)」と名付けて一般公開したことから始まり、昭和12年(1937)3月24日に「東山動物園」として開園した。戦時中は猛獣処分や飼料不足等で飼育頭数が減り、4頭いた象も2頭が亡くなった。昭和20年2月から園を軍が使用するため閉園となり、21年3月に再開した。

原文