「街を羅宇屋が行く。刻みたばこ専用のキセルの掃除屋さんやがて紙タバコの普及で、羅宇屋は消えた。これは最後の姿ではないか。」(鈴木路雄『セピア色の昭和時代』より) 昭和32年正月。 羅宇屋(らうや)とは、煙管(キセル)の修理や手入れをする専門の職人。