写真ノゾキカラクリ S1H3043113829

のぞきからくり

内容

のぞきからくりは、江戸時代から明治にかけて盛んに行われていた大道芸のひとつで、箱の中に入れた数枚の絵を順次ひもで入れかえ、凸レンズをつけた穴からのぞかせる見世物。八百屋お七、金色夜叉(こんじきやしゃ)や不如帰(ほととぎす)といった物語が定番で、口上師が鞭で屋台を叩いて調子を取りながら、「からくり節」や「覗き節」に乗せて物語を進めた。映画や紙芝居の興隆とともに衰退がはじまり、昭和初期ごろはまだ縁日などで見ることができたが、戦後は完全にその姿を消した。

原文

Raree show.