猿は「去る」に通じることから、病気を祓い健康を守る力をもつと信仰され、猿まわしは江戸時代から縁起のよい芸として確立していた。猿まわし師は街角で太鼓を打って猿に芸をさせたり、家々を回ることもあった。昭和に入ると大道芸と見なされ、警察による取り締まりも厳しくなったことから、徐々に衰退していった。
A monkey showman.