写真カミシバイシトコドモタチ
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紙芝居師と子どもたち
内容
紙芝居師:鹿島寅松(かしまとらまつ)
明治41年(1908)~昭和60年(1985)
もともとはテキ屋で物を売っており、口が達者で、何でも話芸で売りさばいていた。戦前から紙芝居を始めたようである。昭和25年(1950)頃、本郷での紙芝居の稼ぎで、向島に長屋5軒分買って引っ越した。ネタは、アポロという細工菓子、水飴、梅ジャム、焼きそば(母親が蒸して、父親がさまし、小分けにして、ソースをかけていた。)などであった。紙芝居は亀戸の貸元から借りていた。文字が読めなかったので、裏を読むのではなく、即興で演じていた。その即興性が臨場感につながり、子どもたちに人気があった。
原文