第２３回メーデー　皇居周辺のデモ隊と警官隊の衝突

第２３回メーデー。皇居周辺でのデモ隊と警官隊の衝突の様子。
講和条約・日米安保条約発効後３日目の昭和２７年（１９５２）５月１日のメーデーは総評、中立、全労連、産別などが加わった統一メーデーだった。しかし、予定通り散会後、日比谷一帯から皇居前広場で警官隊と衝突、米軍自動車焼打ち、負傷者は双方千余人、逮捕された者１，２００人を超え、２人が死亡するなど未曽有の血のメーデーになった。２６１人が起訴されたが、主謀者がいない首なし騒乱事件といわれた。騒乱罪は不成立、公務執行妨害などで有罪わずか１６人で全員執行猶予つき、事件後２０年７カ月の長期裁判だった。