写真アルバム「ノビルソカイジ」ノヒョウシ
資料番号:S1H2891106985
アルバム「伸る疎開児」の表紙
撮影年月日
1944年(昭和19年)9月~1945年(昭和20年)6月
撮影地
山梨県甲府市
撮影者
コレクション(提供者)
昭和館コレクション(寄贈)
米国国立公文書館オリジナル番号
色彩無
貸出可
内容
アルバム「伸る疎開児」
「八雲国民学校殿 寄贈者大日本寫眞報國會甲府支部」
「撮影者の言葉:この撮影帳は当甲府市へ疎開された学童の強く正しく伸びる日常生活を撮影し、母校の先生方を始め親御さんたちへ『こんなに元気で明朗な日日を送ってゐる』と云う報告板であります。未熟な写真ではあるが、この素人写真家の手に依って創られたこのアルバムが、母校の先生方を始め、学童の親御さんたちの心の糧の一端ともならば作者としてこれに越した慶びはありません。更に此の写真が疎開学童諸君の永い人生の尊い一駒の記録として残るものであることを信じて作者の言葉と致します。(安部生)」とアルバムの製作意図が記されている。
このアルバムは、甲府市に結成されていた「大日本写真報国会甲府支部」の疎開学童撮影奉仕会員11名が、甲府に疎開した目黒区の児童の生活を撮影し、アルバムとして贈ったもの。
八雲国民学校の3年生以上の児童250名は、昭和19年9月4日、東京急行電鉄東横線の都立高校駅(現:都立大学駅)から甲府に向け出発、同日13時38分に甲府駅に到着し、甲府市内16か所の宿舎)に分散し、9月6日には市内の琢美国民学校、春日国民学校、穴切国民学校を疎開先学校として通学した。後に甲府も空襲の危険があることから、20年6月19日に北巨摩郡若神子村・穂足村に再疎開をし、10月25日に帰京した。
小石孝夫・小石ロベルタ提供
原文
デジタルアーカイブ
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