写真マユノケバトリヲスルカゾク 資料番号:S1H2858105631

繭の毛羽取りをする家族

内容

春蚕からとれた繭を前に記念撮影。中央では毛羽取り機で毛羽を除去している。(蚕が繭を作るときに、最初足場をつくるために吐き糸をする。この吐き糸量は全吐き糸量の1%位で、繭の外側に薄く綿のように付着している。この繭毛羽または繭綿を除去する機械を繭毛羽取機という。(香川県農業試験場HP参照))
出征兵士の留守家族。
戦地の兵士に送るために、浦里村内の留守家族を撮影したものである。特に農作業姿を撮影したものが多く見られるが、そのほとんどが昭和17年の撮影であり、それも6月21日より7月3日の間と10月20日より11月17日の間に限られている。前者は麦刈りとそれに続く田植えのころであり、現在当地では全く見られなくなった二毛作の状況がよく分かる。後者は稲刈り・麦まき時である。それぞれ繁忙期に一家そろって働く姿を撮ってあり、民俗学的にも興味深い。

原文

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