写真シュッコウヲモクゼンニシタナンキョクカンソクセン「ソウヤ」トミオクルヒトビト
資料番号:S1H2857105468
出港を目前にした南極観測船「宗谷」と見送る人びと
内容
昭和31年11月8日、出港を目前に控えた鮮やかなアラートオレンジの「宗谷」。雪と氷で白一色の南極において、最も発見しやすい色として決められた色である。
停泊地の晴海ふ頭には数千人の群衆が見送りに集まり、大きなのぼりや横断幕が掲げられた。
各国が同時に南極調査をする国際地球観測年(1957~58年)に向け、永田武隊長と隊員の計53人で編成された第一次南極観測船「宗谷」が東京港を出発し、32年1月30日に南極・オングル島に到着し、一帯を永田隊長が「昭和基地」と命名した。越冬隊員11人を残し、2月15日に帰国の途についた。
「宗谷」は昭和11年にソビエト連邦(現:ロシア連邦)向けの耐氷型貨物船として建造を始め、13年2月「ボロチャエベツ」と名付けられ進水したが、様々な事情により「地領丸」名前で同年6月に竣工した。
その後、15年2月、日本海軍に所属する「特務艦」となり、「宗谷」の名前が付けられた。終戦後は「引揚船」「灯台補給船」として活躍し、「南極観測船」として大改造された。
吉川虎雄提供
原文
People came to see off the departure of the Antarctica observation ship "Soya".
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