写真ドウメイシャシントクホウダイ2272ゴウ(4)「ジュウガツジュウヨンニチ」エイコウノドクリツイマゾナリ カンキニオドルケンセツノヒリツジツキョウワコク S1H2634101538

同盟写真特報第2272号(4)「十月十四日」栄光の独立今ぞ成り 歡喜に踊る建設の比律實協和國

内容

一千八百萬比島國民が多年のねんがんであつた栄光の独立は大東亜戰爭決戰の眞ッ只中、世界注視の裡に十月十四日見事達成され、七千余の島々からなる大比律賓は拳つ■歡喜と感激に沸き返つてゐますが、今こそ暴戻米國の圧制から解放されアジヤ十億民の一躍として起ち上がつた比律賓國民は歡喜を胸に新比律賓國の建設を誓って力強い躍進譜を奏でヽゐるのです。書店に立つて日本への知識を得ようとする比島人①やソロバンに日本式計算を学ぶ比島の乙女など②又は大比島建設擔つて決戰の海へ希望躍らす木造船建造③や日本製自動車の組立④など總ては健やかに伸びる躍進比島の姿なのです。「新國家比律賓共和國」も誕生、これぞ必勝東亜の輝かしい勝利ではありませんか。
太陽と星の比島國旗
輝く独立成つた比島國に新たに制定された比島國旗は青赤と白地の等辺三角形からなり、この三食は自由平等博愛を意味し、白地三角形ないの八射光を持つ黄金色の太陽は隆々と伸びる國家の姿を表したもので三隅にある三ツの星は比島國の幹となるルソン島、ビヤサ地区、ミンダナオ島の三つを形取ったものです。國旗の長さは白地等辺三角形の髙さの二倍で幅は三角形の確変の長さと同じです。

大東亞戰爭特輯記録版 同盟寫眞特報 教育版

原文