同盟写真特報第２２４４号（４）大東亞決戰下　躍進する満州國の重工業

建國こヽに十一年、皇國日本が米英撃滅の最前線に立つ決戰下にあつて盟邦満州國は北邊鎮護の重責に任ずると共に、無限の消耗戰を繰り返す近代戰に對し兵器の増産に勵んでゐます。敵必滅を誓ふ大砲の増産をはじめ鐵の増産、船の増産、自動車の増産、機関車のぞうさんなど全産業戰士達は「五族協和」の旗幟も高く敵アメリカの生産してゐる兵器の質量よりもより以上の兵器を多量に生産せんといま必死になつて戰つてゐるのです。逞しい満州の重工業、こヽに私達は大東亞必勝に突撃する大満州の闘志と力を感ずると共に躍進満州の輝かしい發展を見ることが出来ます。
寫眞説明（１）造船―起重機で吊り上げる大鐵板（２）造兵廠―大砲組立てに取組む戰士（３）機関車工場―吊り上げられる機関車（４）製鐵工場―火と燃ゆる出銑（５自動車工場―車体組立＝中田報道隊員撮影・軍報道部検閲濟）

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