同盟写真特報第２２６５号（３）激戰の間に見る樂しい水兵さんの艦上生活

永い間、戰闘をつヾけてゐた海の勇士たちは、基地にもどつて次の出撃の準備をします。数々の戰ひに傷ついた高射砲や燒けたヾれた砲の手入れ修理などが見てゐる間に行はれて、たちまち元の威力を撥揮するやうになります。何十日もはいらなかつた風呂も今日だけはとのびのびとはいる事ができるのです。血と汗にまみれた戰闘服も眞白に戰樂され、内地からの便りがニコ〱顔で水兵さんの心をなぐさめます。樂しい上陸もあります。久しぶりに踏む大地の氣持ちよさは、”水兵さんでないとわかりません。”とある兵曹が語りました。かうして勇士たちは、また激戰の海上にもどつていくのです。
寫眞説明
（１）艦上の洗濯です。（２）炎天下の逞しい裸体操（３）僅かの時間で兵器の手入れをします（４）コレラやベストにかヽつてはと軍醫殿は大変な忙しさです（５）樂しい上陸を前に當直将校の訓示です。

宗久海軍報道班員撮影　海軍省許可濟第一〇一號
大東亞戰爭特輯記録版　同盟寫眞特報　教育版