同盟写真特報第２２４４号（１）いざ征かん決戰の大空へ

「空を制するものは戰ひを制す」とは勝利を目指す合言葉となつて我等が大空への関心を火と燃え上らせてゐますが、敵米英の激しい反撃を邀へる決戰下、今盡忠の赤誠沸らす學生達は學校から荒鷲へと突撃皇國日本の危急存亡の矢面に起ち上がつたのです。畏くも尊い御身をもつて宇都宮陸軍飛行學校に御入校遊ばされ九月一日に目出度く御終業遊ばされた浅香宮孚彦王殿下の尊い御垂範を拝し、航空機の基礎を模型機に學び、飛翔の第一歩を滑空機に体得し「いざ征かん決戰の大空へ」烈々の闘魂燃やす我等が學鷲始め靑年學校生徒の意氣を御覧なさい。今こそ我等燃える日本民族の血潮に断乎決戰の空へ鐵火の突撃を敢行しなくてはなりません。
寫眞説明
右上の寫眞は機上に拜すっる浅香宮孚彦王殿下の御雄姿（御左）（１）模型機の製作に勵む日本航空靑少年の少年たち（２）靑年學校生徒たちの滑空訓練（３）羽田で猛訓練にいそしむ我等が學鷲（４）決戰の大空に羽搏く無敵陸鷲の威容

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