写真ドウメイシャシントクホウダイ2265ゴウ(2)エイコウノドクリツヲマジカニゼンヒシマガカンキノウチヲダイトウリョウコウホラウレルシイッコウカガヤクライアサ
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同盟写真特報第2265号(2)榮光の獨立を間近に全比島が勸喜の裡を大統領候補ラウレル氏一行輝く來朝
内容
敵米の必死の反撃を邀へて戰局愈々火と燃える決戰下、皇國の温い指導のもとに全比島が多年の希望であつた獨立への準備は着々と進み、九月廿五日には比島大統領候補として獨立準備委員長ホセ・ピー・ラウレル博士が高等投票で新比島千八百萬民衆の總意のもと當選、建國比島への進軍は愈々最高潮を示してゐるが、九月丗日、比島獨立準備委員長ラウレル氏他同委員バルガス氏、アキノ氏等一行は帝國政府の招きによつて空路來朝、政府の要路と種々獨立に就いて懇願し今や獨立準備を全く完了し、一行は畏くも謁見の榮を賜るほか勲章贈輿の御沙汰に感泣聖恩の有難さに只々新比島建設をお誓ひして十月四日東京出發歸國の途についたのであつた。
寫眞説明(1)空路來朝、出迎への留日比島學生ますラウレル氏一行(2)東條首相はじめ政府嬰路と感激の乾杯交わす一行(3)参内するラウレル氏(前列中央)アキノ氏(右)バルガス(左)(4)勲章贈輿の御沙汰に感泣するラウレル氏一行(5)マニラ舊國會議事堂前に比島民族に應へるラウレル氏(6)比島大統領候補選擧でラウレル氏當選(7)比島建國へ初の國民大會で比島靑年の逞しい行進=陸軍省檢閲濟
大東亞戰爭特輯記録版 同盟寫眞特報 教育版
原文