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同盟写真特報第2140号(4)殉忠の偉勲薫る山本元帥の國葬 英魂多摩の靈域に神鎭まる

内容

皇國民市雄儒が悲しみのうちにも燃え上る仇敵撃滅の誓ひを固めて、不滅の偉勲に薫る故山本元帥の英魂を永へに國護る神と鎭めまいらせる國葬儀は六月五日柩前祭の儀、靈車發引の儀、葬儀の儀と勧められ、六日墓所祭の御儀を綠したヽる多摩の西域に執り行つたのを以て、ここに海の聖将を送る歴史的國葬の諸儀を滞りなく終了しましたが、黑く濕つた土の上に檜造りの一尺角十五尺の「元帥海軍大将正三位大勲位功一級山本五十六墓」と記された墓摽は、怒涛逆巻く決戰の太平洋を睨んで建てられ、断乎征く皇國日本を護る元帥のみ魂を表徴するかのやうに、多摩の聖域に儼然と盡ることなき永久の光に輝いたのでありました。今こそ元帥の仇はきつと撃つぞと、我等少國民は愈〃勉勵、敵米英撃滅の決心を更に更に強く固めななくてはなりません。
寫眞説明(1)多摩の聖域に檜の香も高い元帥の墓標 (2)元帥の墓前に参進し喪主義正し君斂葬詞を白す (3)斂葬後一日墓処祭の儀・米内委員長以下参列諸員の拜禮
大東亞戰爭特輯記録版 同盟寫眞特報 教育版

原文