同盟写真特報第２１３３号（４）大元帥陛下の萬歳を奉唱アツツ島守備隊　全員壯烈な戰死

氷雪の濃霧に閉ざされてゐる北海の涯アツツ島に、十倍以上の敵アメリカ軍の攻撃をうけた我が所媚態の勇士たちは、十八日間にわたつて、烈しい戰闘をつづけ敵に六千以上の大損害をあたへたのですが、廿九日部隊長山崎保代大佐以下生残る。百数十名ははるかに皇居を拝して、大絃巣陛下の萬歳を奉唱して大東亞戰爭の勝利を祈り、傷ける者、病める者は自決し、全員部隊長と共に敵大軍の中に突撃して玉碎したのであります。何といふ壯烈さではありませうか。皇軍なればこそです。きつと勇士達は、この仇は一億國民がうつてくれるものと信じて散つたのです。必ず仇は僕達、妾達の手でうたなければなりいません。必ずうたなければなりません。
寫眞は（１）勇戰偲ぶ在りし日の勇士　（２）アッツ島　（３）山崎保代部隊長　（４）山崎部隊長より陸軍次官富永中将におくられた手紙。

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