写真ドウメイシャシントクホウダイ2106ゴウ(3)ヒアサヲゼンコクノカテイデイッポンヅツウエレバイチネンニゴセンイシノヒマシアブラガトレル!! 資料番号:S1H2634101453

同盟写真特報第2106号(3)蓖麻を全國の家庭で一本づつうゑれば一年に五千石のヒマシ油がとれる!!

内容

蓖麻は唐胡麻ともいがれ、もとインドのあつい土地にはえてゐたものです。高さは二―三メートルにまでなり、葉は互生(莖にたがひちちがひにつゐてゐる)でてのひらのゆうな形をし、まはりはぎざぎざになつてゐます。花には雄花と雌花があり、これがたくさん一しよになつてフサの形をしてゐます。實は雄花の根もとにできるのですが、ちやうどウヅラ豆のやうなものです。このヒマの實から右の寫眞のやうにしてとれるヒマシ油は、おなかをくだす薬として皆さんもごぞんふでせうが、これは飛行機の發動機をなめらかにうごかすための油として大切なものです。したがつて、戰争にかつためには、ヒマをたくさんらゑ、ヒマシ油をたくさんとらねばなりません。ヒマは學校でも街中でも道のわきでもらゑられるものですから、みんなで一本でも多くうゑませう。
夏のすゑから秋にかけてヒマのみをとり(寫眞上左)かわかしてそれを水壓器にかけて、おししぼるとヒマシ油がとれるので(下左)■につめて(下右)はこぶ。

教育版
朝日家庭グラフより
裏面に同盟寫眞特報と印刷あり

原文

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