現在では、毎年100万人を超える人びとが集まる有田の陶器市。 明治29年(1896)から「陶磁器品評会」が行われるようになり、それにあわせて大正5年(1916)からはじまった在庫品や等外品を販売する「蔵ざらえ販売」が陶器市のはじまりだといわれている。 戦時中、有田焼は金属類に代わる陶磁器製の代用品生産が主となっていき、昭和17年から22年の間、陶器市は中止された。