現白石市にある甲冑堂。郷土の彫刻家小室達(こむろとおる)氏の製作の兄弟の妻の美しい甲冑姿の木像は兄弟の父、元治が臨終の間際、戦死した息子への追憶で心を痛めているとき、その妻が凛々しい甲冑姿で兄弟の凱旋を装って現れ、老父の心をやすめたといわれる故事によって造られたと伝えられる。<BR>宮城縣刈田郡齋川村教育会