大相撲春場所三日目、笠置頭を下げて遮二無二名寄を西土俵に押しつめる。名寄左を極めやうとしたが笠置その手を抜き、名寄やゝ横向きとなつた所を突落とす 昭和十八年一月十七日發行第八五五號 ・笠置山(かさぎやま):昭和7年~20年にかけて活動した力士。最高位は関脇。 ・名寄岩(なよろいわ):昭和7年~29年にかけて活動した力士。40歳を過ぎるまで土俵に上がり、力士の鑑であるとして相撲協会から特別表彰を受けた。