四ヵ月にわたったラオスの政治危機は、ノサバン軍の勝利に終ったビエンチャンの市街戦で終始府をうち、親米派の新政府(ブン・オン首相、ノサバン副首相)が誕生した。このラオスの政変は、米・ソ間に〝内乱の戦闘に武器を供給した〞と互いに非難しあう論争を展開させた。 ビエンチャン市で守りをかためる兵士 ノサバン副首相(左の手前)とブン・オン首相(右)(WWP) 昭和三十五年十二月二十八日 第九八五号 日本写真新聞社