親カストロ・デモに端を発したベネズエラの首都カラカス市での四日間にわたる暴動は、ベタンコワルト大統領が軍隊の出動を命じ、死者八人、負傷者二百人を出して鎮圧された。この小国の暴動は、カストロ主義が他の中南米諸国に波及する口火になるのではないかと重視されている。 街頭で気勢をあげるカラカスのデモ隊(WWP) 昭和三十五年十二月十四日 第九八三号 日本写真新聞社