日本写真新聞　日写フォトニュース　第９８０号（４）　徹夜のジャズ・コンサート　自衛隊の観閲式

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東京・有楽町の某ホールで、徹夜のジャズ・コンサートが開かれた。午前零時から始発電車が出るまで、たっぷり楽しんだファンキー族は四百人。腕を組み目をつぶって、思い出したようにからだゆする。やがて、明け方近くなると、イビキの伴奏も聞こえはじめた。
（左）眠っているのではない、陶酔しているのである。

東京・明治神宮外苑で、池田首相、江崎防衛庁長官駐日各国大公使らを招いて、自衛隊の観閲式が行われた。警察予備隊当時の七万五千から十周年のいま、総員二十五万にまでのびた自衛隊は、この日、隊員四千二百、航空機百二十二、特車四十、大砲六十を参加させた。
（上）観閲台の前を行進する陸上自衛隊の特車群
観閲する池田首相（中央）
終った頃は夜も白々と明けていた
昭和三十五年十一月十六日　第九八〇号
日本写真新聞社