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日本写真新聞 日写フォトニュース 第976号(3) 奇声と破壊と泥くささから生み出す ビート芸術まかり通る

内容

インディアンまがいの恰好で奇声を発しながら、素手に絵具をぬってかきなぐり、トタン板に硫酸までぶっかけて〝芸術〞を完成する。東京・銀座のホールで行われたビート族たちの「破壊」と「発散」の騒ぎであるが、名付けて「ビザール(風変わり)の会」という。
全身に絵具をぬり頭をそった裸体の男が、ケン闘のグローブをはめそれに絵具をつけてキャンバスをなぐる。かと思えば、トタン板をオノでたたき破り硫酸をかける。伴奏は奇声という念の入れかた。
昭和三十五年十月十九日 第九七六号
日本写真新聞社

原文