日本写真新聞　日写フォトニュース　第９７５号（４）　巨大パラボラ・アンテナ（アメリカ）　水陸両用車（ソ連）　超小型無線機（イギリス）

↑巨大なオサラに乗った美女二人。トリックのようなこの写真は、直径十五メートルもあるパラボラ・アンテナ。アメリカのN・J社製のもので、月を媒体としての通信に使おうというものである。
←この変哲もない水陸両用車は、ソ連の新製品イカダ流しのパトロール・カー。川の底をキャタピラで走りまわったり、スクリュー航行して、イカダの組立てや整理に大活躍をしている。レニングラードの木材浮送研究所というむずかしい名前の研究所で完成したが、一台の作業能力は、イカダ流し作業員百人分にあたるそうである。
↓フットボールの選手のからだに小型受信機をつけ、監督が遠くからでもコーチができる超小型無線機がイギリスで作られた。大声がでない人、選手と一緒に走りまわるのが苦手な監督にうってつけと評判。（SFS)
昭和三十五年十月十二日　第九七五号
日本写真新聞社