あらゆる動物のツノを専門に売る店、といっても、別にツノを薬などにするのではない。このツノ専門店に来る客はハンターたちである。獲物をうち逃がしたハンターが、客間に飾った立派な猟銃の手前、どうしてもツノがほしくなり、この店に来て買っていくというわけである。 昭和三十五年十月五日 第九七四号 日本写真新聞社