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日本写真新聞 日写フォトニュース 第971号(3) ケニアで世界最古の人類を掘り出す 六十万年たってもまっ白な歯

内容

アフリカ・ケニアの異常な暑さや水不足と戦って三十年間の発掘作業のすえ、イギリスの考古学者リーキー博士夫妻が、世界最古の人類の頭ガイ骨を発見した。この人骨は十八才の男子で、東アフリカ原人とよばる約六十万年以前のもの。その歯はまだ丈夫で、まっ白に輝いていた。
上・リーキー博士が発掘した、頭ガイ骨をもとにして作られた東アフリカ原人の想像図。
左・発掘された東アフリカ原人の頭ガイ骨を調べるリーキー博士。左側の骨はチンパンジーのもの。博士は、この頭ガイ骨の細片を完全に掘り出すために、周囲から何トンもの石を取り除き、複雑なパズルをとくようにして、骨を細片がたらず、その部分だけがかけている。(WWP)
昭和三十五年九月十四日 第九七一号
日本写真新聞社

原文