東独が深刻な食料不足に見舞われている。この食糧危機は、集団農場に強制加入させられた農民たちが、集団化をきらい、それに反対するストライキをしているためである。東独政府は、農民たちに夜間も農作業をするよう呼びかけているが、危機は当分続くもようである。 食料品店前の行列。品物不足ですぐ売切れになる(WWP) 昭和三十五年八月十七日 第九六八号 日本写真新聞社