国連軍の進駐は武力で排除するという、コンゴのツオンベ・カタンガ州首相には、安保理事会も手をやいている。国連の内部でも、このカタンガの武力接収をせまるソ連側と、同州を含むコンゴの連邦化を構想する西側とで、一地方政府をめぐって東西の勢力争いが露骨になってきた。 コンゴに進駐したモロッコ部隊(WWP) 昭和三十五年八月十七日 第九六八号 日本写真新聞社