アメリカのワシントン市で、ナチ主義者の集会があった。〝カギ十字〞の腕章をつけて、無気味に腕を組むナチ主義者と、市民の間に激しい意見の交換があったが、二十人の警官の監視付きのためか暴力ざたはなかった。このナチの亡霊は、欧米各国にまだ根強く残っているようだ。 “カギ十字”を腕にまいたナチ主義者たち 昭和三十五年七月二十七日 第九六五号 日本写真新聞社