日本写真新聞　日写フォトニュース　第９５９号（４）　生きていた２人の兵隊　故郷の味　１６年ぶりでかみしめる

内外トピックス
グァム島のジャングルの中で発見された元日本兵の皆川文蔵さん（４０）＝新潟県出身＝と伊東　正さん（３９）＝山梨県出身が、十六年ぶりで祖国の土をふんだ。最初「捕虜になっては、おめおめ帰れない」と帰国を渋った二人も、いまでは、すっかり落着き、夢にまで見た故郷の味をかみしめている。

左は、立川の飛行場に降りたつ二人
下は、家族知人にかこまれた伊藤さん
↑クモの巣にからまれた人間、とでも、いいたいこの写真は、巨大なレーダーアンテナの一部である。イギリスをはじめ、グリンランド、アラスカなどに建設されつつある。
→このほど、水の上を飛ぶ船のデモストレーションが、ロンドンのテームズ川でおこなわれた。この船は、〝ホーバークラフト〞と名づけられ、圧縮空気を水面にふきつけ、水面上約三十センチを飛ぶ。エンジンはジェット・エンジンを使用し、速力も二十五ノットから五十ノット出せるといわれている。
昭和三十五年六月八日　第九五九号
日本写真新聞社