東北、北海道など太平洋沿岸各地を襲ったチリ津波は、死者百余人をかぞえ、家屋や漁業施設に大きな損害を与えた。だが、災害地の復旧は早く、遺体の処理や負傷者の治療、船や建物の修理に、地元被災者と応援の自衛隊が協力、活発なあと始末がはじまっている。 塩釜市の大通りに腰をすえた遊覧船 宮城県吉田浜の災害地であと始末に活躍する地元の消防団員たち 昭和三十五年六月八日 第九五九号 日本写真新聞社