いまから五十年前、日本で初めて飛んだ飛行機が、米軍から航空自衛隊に返還された。これは当時徳川大尉が、東京代々木練兵場で操縦したファルマン機の複製であるが、終戦後米国の空軍博物館に保管されていたもの。式には徳川氏(77)も姿をみせ、操縦カンを握りなつかしんだ。 返還された明治43年製ファルマン機の複製機(PANA) 操縦カンをにぎる徳川氏と左は源田空将 昭和三十五年六月一日 第九五八号 日本写真新聞社