五月晴れの一日、第三十一回メーデーが、全国八百ヵ所で盛大にくりひろげられた。今年は安保新条約の阻止と三井三池支援に組合の総力が集中されている最中、お祭り気分の中にも緊張した空気が見られたが、日曜と重なって家族づれも多く、戦後最大の〝親しめるメーデー〞だった。 子供れも多く、なごやかだったメーデー(SFS) “労働者の祭典”にふさわしく、みこし、仮装スタイルと趣向に凝る 昭和三十五年五月十一日 第九五五号 日本写真新聞社