イタリアのパヅアで四ツ子が生まれた。いくら大量生産の時代とはいえ、いっぺんに四人の子持ちになった両親にとっては、ちょっと生産過剰ぎみ。隣人たちも、お祝いをいいながらも、あきれている。しかし、めったにないことなので、赤ん坊の名付親には町の有力者がなった。 隣人たちに祝福される四ツ子たち(PANA) 昭和三十五年四月十三日 第九五一号 日本写真新聞社