南アの〝大虐殺〞はついに国連を動かし、安保理事会で「南ア非難決議」を採択した。ことの起りは、パスを携帯しない黒人は逮捕するという、非人道的な黒人の差別待遇に端を発し、その撤廃を要求する非武装の黒人デモ隊に警官が発砲、連邦各地で合計二百人の死者をだしたもの。 シヤープビルでは、大人だけではなく、幼い子も機関銃をうちこまれた(WWP) 差別の象徴、パスを燃やす黒人たち 昭和三十五年四月十三日 第九五一号 日本写真新聞社