仙台の薬師寺で「家内安全」「五穀豊穣」「商売繁盛」を祈って、護摩たきがおこなわれた。京都、福岡などから集まった山伏が、ホラ貝を合図に気合十文をとなえ、はだしで護摩の火を渡った。しかし、やはり火は熱いもの、急ぎ足で渡る山伏もあり、見物人の笑いをさそった。 護摩の火をはだしで渡る山伏(仙台・薬師寺で) ホラ貝の合図で護摩の火をつける 昭和三十五年二月二十四日 第九四五号 日本写真新聞社