芸能レポ 戦後、日本映画には航空映画は珍しいが、日活「天と地を駈ける男」は、劇中命知らずの曲芸飛行や暴風圏をつく救助飛行の迫力シーンがあり、それを伊勢湾台風の本土上陸直前の風と雨の中で決死的撮影をするという特撮では表現不可能な本格的航空映画の呼声が高い。 パイロットに扮する裕次郎 写真左より、二谷英明、川地民夫、北原三枝、清水まゆみ。 昭和三十四年十月二十一日 第九二八号 日本写真新聞社