赤道直下のフランス領カボンにシュバイツァー博士が渡ったのは一九一三年のこと。ラムバレネの原生林の中に病院を建て、医療と伝道に従事している博士を慕って、現地に赴いた日本の高橋博士は身の危険をものともせず、現住民のライ救済に献身的な生涯を送ることを決意している。 現住民に手当をする日本の高橋博士(AP) 昭和三十四年八月十九日 第九二〇号 日本写真新聞社