インドの首都ニューデリーの日本大使館構内に茶室が出来上った。家屋は桧を主に屋根は銅板でその費用が千七百万円。壁土や土台に到るまで日本から運び、大工や左官ももちろん日本人。とにかく外交界のどまん中に、木と壁だけで家が建ったというので当地では大変な人気だという。 出来上った茶室と茶室開きに出席したネール・インド首相(中央)=AP 昭和三十四年三月二十五日 第九〇一号 日本写真新聞社