長い間帝国主義の圧迫に甘んじてきたアフリカは、いまその眠りから覚めつつある。このほど開かれた全アフリカ会議は、過去の〝暗黒大陸〞を解放し、民族の独立という悲願を結集したものだった。この会議を足場に一九五九年こそは、彼らにとって世紀の夜明けを迎える年でもあろう。 ガーナの首都アクラで開かれた全アフリカ会議=AP 昭和三十四年一月七日 第八九〇号 日本写真新聞社