釜山から釈放された抑留日本人漁夫が、故国日本に帰ってきた。一方、大村の韓国人たちもよろこびの日を迎えたが、なかには日本残留を願う送還組、刑余者の肩書や生活におびえる者など、釜山とは違った、複雑表情がみられる。(INP・PANA) 初めて撮影を許された金網ごしの大村収容所、右はトラックで出所する韓国人、上は厚い壁に囲まれた釜山日本人収容所 昭和三十三年二月五日 第八三〇号 日本写真新聞社