南極の朝、海面を黄赤色に染めて陽は輝く。新らたな希望に胸ふくらませ、昭和三十三年はあけて行く。寒冷な極地に日夜働く観測隊員の苦労によせる日本国民の声援と期待は大きい。隊員たちの努力の成果と健康をただひたすらに祈るのみである。 昭和三十三年一月一日 第八二四号 日本写真新聞社