地球観測年に備え二段式ロケットが東大生産技術研究所の手で造られた。本体は直径十三センチでこれに補助エンジンとして直径二十二センチのブースターが付き、全長四メートル九十。音速の三倍以上のスピードで上昇、高度三万五千メートルまで達して高空の観測を行うものである。 ○印が、東大生産技術研究所観測ロケット研究班の糸川英夫博士 昭和三十二年四月二十四日 第七八五号 日本写真新聞社