その名の通り地方別予選をパスして東京に集まった候補者は、いずれも木綿のワンピースに身包んだお嬢さんばかり。みごと金的を射止めた大阪代表の矢後洋子さん(19)も、某商社に勤めるオフィス・ガールで、賞金二十万円と賞品の花嫁道具一式が自分の物とは思えぬ風情だった。 壇上、左がミス・コットン矢後洋子さん。右が準ミス・コットン桑原美津子さん(東京)。 昭和三十二年二月二十七日 第七七五号 日本写真新聞社