日ソの復交がなり、今後の日本の外交進路が問題となっている折、岸外相はまずアリソン駐日米大使、レムニッツァー極東軍司令官と会談を行い、世界の注目を浴びた。会談の内容は公表されていないが、米国側から日本の防衛体制の強化を要望されたといわれる。 向って左からレムニッツァー司令官、岸外相、アリソン大使 昭和三十二年一月二十三日 第七七〇号 日本写真新聞通信社