昭和七年、満洲国の建国と同時に執政となり、やがて皇帝となった溥儀氏は、日本の敗北、満洲国の滅亡とともに、中共に捕えられた。四つの収容所を転々としたのち、今はすでに五十一歳の正月を、東北(旧満洲)の撫順収容所でわびしく迎えている。(A・P) 満洲国皇帝時代の溥儀氏 昭和三十二年一月十六日 第七六九号 日本写真新聞通信社