昭和三十一年は準備の年だった。本年こそは日本の原子力計画も、研究から実際的な生産、そして利用へと踏みだす年である。世界唯一の被災国民として、原水爆反対の声を大にして叫ぶとともに、原子力平和利用の模範国ともなりたいものである。 空から見た東海村の原子力センター 深夜の建設作業 昭和三十二年一月九日 第七六八号 日本写真新聞通信社