閉店間際の午後三時ごろ、東京数寄屋橋の某銀行に、数人組のギャングが侵入。札束を奪ってあわや逃走と思われたが、銀行から直通の防犯ベルを聞いてかけつけた警官にとり囲まれ、たちまち御用となった。ただしこれは、歳末をひかえて警視庁と銀行が行った防犯訓練の話である。 昭和三十一年十二月十二日 第七六二号 日本写真新聞通信社